今回はスイス、ユングフラウ(Jungfrau)地方に長期 滞在するならとってもおすすめの「Unlimited Jungfrau Summer Pass」について紹介と説明をさせていただきます。
なお、あまり紹介 系の記事を書いたことがないのでうまく書けないかもしれませんが、そこのところは予めご了承 下さい。
あと、2024年の情報です。
まず、私たちの行程からご紹介します。
スイス(と、ちょこっとだけフランスとリヒテンシュタイン)を車で周遊しました。
そして、ユングフラウ地方にはグリンデルワルト(Grindelwald)に11泊、ミューレン(Mürren)に6泊の合計18日間、滞在しました。
なので、’’18日間、ロープウェイや電車が乗り放題’’というPassが欲しかったのです。
しかし、長くても8日間ぐらいまでのPassしかなく、さらに、ユングラウヨッホ(Jungfraujoch)のTop of Europeに行く電車は無料ではなく割引だったりするのです。
そして、見つけたのがこの「Unlimited Jungfrau Summer Pass」。
その名の通り、’’Unlimited(無制限)’’なのです!
使える期間が2024年の3月29日から12月1日でその間は乗り放題!!
こちらが乗れる乗り物の一覧なのですが↓
これに書いている乗り物が全部 乗り放題!!この区間だったら追加 料金なし!
スゴイPassです(笑)
ちなみに、3月29日から12月1日まで丸々は運行していない乗り物もあるのでそのあたりは注意が必要です。
といってもスゴイです。
ただ、値段もすごかったです(笑)
大人が1人、549CHF(スイスフラン)!!!(なにか別のPassを持っているともう少し安くなるみたいなのですが、私たちは持っていませんでした。)
子供(6~15才)が1人、30CHF!!!
まあ、子供は安いですが(笑)、大人は高いです!
私たちが行った時のスイスフランの為替が、1CHFに対して約170円!!
つまり、大人が1人、9万円 以上!!
為替の影響で高い!!
けれど実を言うと、Top of Europeに行く電車を4回 乗ると元が取れるのです(笑)
Top of Europeに行く電車 自体の料金が高いので、本当はすっごくお得なPassなのです。(ていうか、為替が無かったら普通にお得(笑))
ということで「このPassを買おう」と決まったのですがインターネットでの買い方がよく分からず現地に行ってから買うことにしました。
そして、グリンデルワルトに宿泊する当日。
グリンデルワルトに行く前にインターラーケン(Interlaken)の駅(Interlaken Ost)で「Unlimited Jungfrau Summer Pass」が買えるとのことだったので行きました。
(私たちは車だったんでインターラーケンからグリンデルワルトまでは車で行きましたが、電車で行く予定なら「Unlimited Jungfrau Summer Pass」にインターラーケン – グリンデルワルト間も含まれていますので、2重で買わないようにご注意を。)
そして、チケット売り場で「Unlimited Jungfrau Summer Passを買いたい」と言うと…
すっごい、怪訝な顔をされました(笑)
「え、本当に買うの…」という感じで(笑)
それもそのはず、正直あんまり買う人いないと思います!(笑)
まず、8日間 以内だったらそっちのPassがあるし、「Top of Europeにしか行かない」というんだったら、Top of Europeまでのチケットを単体で買った方がお得です。
なので、そんなホイホイ売れるものではないんだと思います。
そんな怪訝な顔をされたので「あれ、売ってくれるかな…」と思ったのですが、ユングフラウ地方に何 日間 滞在するか、どこに滞在するか、連絡先などを聞かれ、ちゃんと答えると、「Unlimited Jungfrau Summer Pass」を売ってくれました!
良かったです(笑)
ちなみに、宿泊先の住所も聞かれるので、すぐ分かるようにしていた方がいいです。
あと、Passを買う全員分のパスポートも必要なので忘れずに。(生年月日が分かれば、パスポート以外でもいいかどうかは分かりませんが。)
これで無事、「Unlimited Jungfrau Summer Pass」を入手!!!
そして、こちらが「Unlimited Jungfrau Summer Pass」!!↓
(黄色い部分は、名前と生年月日が書かれています)
そして、こちらが裏面↓
まあ、裏面は宣伝ですね(笑)(黄色い部分はシリアル番号的なものが書かれています)
そして、この「Unlimited Jungfrau Summer Pass」を買ったときに以下の物も貰いました↓
ユングフラウ鉄道 乗車 紀念パスポート。
これは「Unlimited Jungfrau Summer Pass」じゃなくてもくれると思います。
ただ、全部のチケットに付いてくるかどうかは分かりません。
主に、ユングフラウ鉄道についての説明が書かかれていたり、レストランとかの割引券も付いています。
あとこれ一応、パスポートってことなので、最後のページに名前を書く欄とスタンプを押すところがあります。
Top of Europeにスタンプが置かれていて、自分でスタンプを押すことができます。
けど、意外とこのスタンプ、分かりにくい所にあるので大まかな場所をお教えします。
まず、Top of Europeの入り口 付近に日本の郵便ポストがあります(笑)(なぜ日本の郵便ポストがあるかは、ポストに説明が書いてあるのでぜひ、Top of Europeに行き、ご覧ください(笑))
そのポストの正面から見てから右側にカフェがあります。
そのカフェの右側にスタンプが置かれています。
場所が変わる可能性もあるので分からなければ、スタッフの方に聞いてみるのがいいと思います。
はい、そしてPassを買ったときに貰ったもの2つ目は↓
ハイキングコースなどが載った地図です。
こちらも全部のチケットに付いてくるかは分かりません。
山の名前や、標高、どこからどこまではどの乗り物を使うかなど、細かく書いてくれているので分かりやすいです。
そして、最後3つ目は↓
小さめな本型の冊子です。(この画像は広げた状態の裏表です)
こちらは「Unlimited Jungfrau Summer Pass」を買わないと付いてきません!
ここに書いている乗り物はすべて無制限で乗り放題です。
ちなみに、これは2024年版のもので、その年の乗り物の運行 期間も書いています。
あと、「Unlimited Jungfrau Summer Pass」をTop of Europeのショップで提示すると10%Offになるのでどこで使えるかなども書いています。
で、以上が「Unlimited Jungfrau Summer Pass」についての紹介と説明でした。
そしてここからは、「Unlimited Jungfrau Summer Pass」の注意点や、Unlimitedで良かった事、私たちがどれぐらい使ったか(笑)などを紹介していきます。
まず、注意点その1から。
電車などは主に乗ってから、車掌さんがチケットを確認しに来るのですが、ロープウェイや、ケーブルカーは乗る前にこのような入り口↓
に、カードをスキャンして、バーを回して通れる。という感じなのですが、この中の↓
こちらの2つ↓
- Mürren ー Allmendhubel 間のケーブルカー
- Stechelberg ー Schilthorn 間のロープウェイ
は、カードをスキャンしても通れません!!
もちろん、こっちは行けるものと思っているのでスキャンしてバーを回そうとしますが、回らないので「うっぷ!」ってなります(笑)
実は、この2つの区間の運営会社?が他とは別らしいのです。
なので、機械が読み込まず、エラーになります。
ロープウェイや、ケーブルカーの駅にはスタッフの方がいるので「Unlimited Jungfrau Summer Passです。」と見せると通してくれます。
が、結構めんどくさいです(笑)
この冊子には「Stechelberg ー Schilthorn 間のロープウェイ」としか載っていませんが、実は、Stechelberg から Schilthornの間に何個も駅があります。
つまり、乗り換えをしなければならないので、毎回 見せなければならないのです。
めんどくさいです(笑)
しかし、別に乗れないわけではないのでめんどくさいですが乗り放題です(笑)
続いて、注意点その2。
長いので閉まる。です(笑)
長いというのは期間の事ですね。
最初の方にも書きましたが、乗り物すべてが1年中 乗れるわけではありません。
○月○日から○月○日までと、決まっている乗り物も結構 多いです。
しかし、○月○日から○月○日までと書いてないからといって1年中 乗れるわけでもないのです!
なぜかというと、メンテナンスなどがあるからです。
もちろん、メンテナンスを行わなければなりません。
そして、実はそのメンテナンスがよく行われる時期があるのです!
それが、10月,11月!!
夏の観光客が減り、スキー客がまだ来ないこの期間、いわゆる閑散期。(閑散期って言っても結構、観光客 多いんですけどね(笑))
なので、その時期に一斉にメンテナンスをするのです!
私たちがユングフラウ地方に行ったのが9月 下旬から10月 上旬にかけてなので、ギリギリセーフ(笑)でしたが、本当に10月,11月は続々とメンテナンスするので、十分、注意が必要です。
ほとんど、乗れなくなります(笑)
お次は、Unlimitedで良かった事をご紹介します。
Unlimitedで良かった事その1は、悪天候でもTop of Europeに行ける です(笑)
最初の方にも書きましたが、Top of Europeに行く電車は値段が結構、高いです。
Kleine Scheidegg から Top of Europeの電車が往復で138CHFもします。
なので、普通にチケットを買って行くならそりゃもちろん、晴れている日に行きたいです。
が、晴れている日は人の量がスゴイので効率よく周りたいです。
実はTop of Europeは展望台があるだけではありません。
色々、室内で見るものもあるので、そういうのを悪天候の時に見ておくと、晴れた日に展望台でゆっくり時間が取れます。
なので、滞在中、前半が天気が悪くてもTop of Europeに行き、悪天候ならではも楽しめます。
そして、その時にどこで見るのが良いかや、込み合っていないトイレはどこかや、どういう順路で行くかなど、先にリサーチしておけば、晴れた時に効率よく周れます。
ちなみに、悪天候も悪天候で面白いです。
標高3000m越えの吹雪を体感できるのは中々に貴重な体験です。
もし、時間があれば悪天候の時も行ってみてください、すっごい吹雪が体験できます(笑)
しかし、あまりにも悪天候だと、雪原などには出れなくなるのでそのあたりは要注意です。
ちなみに、こちら余談ですが、Eigergletscher から Top of Europe(ユングフラウヨッホ)に行くまでにEismeerという駅で5分間だけ停車します。
5分間しかありませんが、アイガーの南側の氷河を(ガラス越しに)見ることができます。(一応、アナウンスもしてくれます。)
Unlimitedで良かった事その2は、ライブカメラを見て、行く場所を決めれる です。
実は、Jungfrau Top of Europeのサイトにユングフラウヨッホのスフィンクス展望台など様々な展望台や駅などのライブカメラを見ることができます。
ちなみにそのサイトが→こちら
ライブカメラ以外にも天気、乗り物の営業 期間と時間、チケットの情報も見ることができます。
なので朝、このサイトでライブカメラを見て、「お、今日はここが晴れてる。じゃあ、ここに行こう」と決めることができます。
意外と、街は曇りだけど山の上は晴れている(雲海になっている)ということがあるので朝 起きて、曇りでもライブカメラをチェックしてみてください。
ちなみにここで1つ注意点が。
それは運営会社の違うSchilthorn達のライブカメラはこのサイトで見れません!
会社が違うから(笑)
Schilthorn達のライブカメラはこちらのサイトで見れます。
まあ、これは別にUnlimitedだけの特典というわけでもありませんが、無制限だからこそ、その日のコンディションで好きな所に好きなだけ行けるのはUnlimitedの特権かなと思います。
Unlimitedで良かった事その3は、すっごい日にちが空いても乗れる です。
ユングフラウ地方を後にして25日後…
私たちはスイスの首都、ベルンにいました。
しかし、ベルン滞在中、あんまり天気が良くなくてどこを観光しようかと迷ってました。
そんな時に、ユングフラウヨッホのライブカメラを見てみました。
すると、向こうはめちゃめちゃ快晴!!
「じゃあ、行こうか。」と、ユングフラウ地方に行くことが決定(笑)
実は、ベルンとユングフラウ地方は案外と近いです!
宿の屋上からアイガー、メンヒ、ユングフラウの山達が見えるぐらい。
グリンデルワルトには、とある用事があったので行くのですが、問題は’’どこを観光するか’’。
この日は11月1日。
そう、ほとんどの乗り物が運休中!!
「え、ほとんど観光できないじゃん…」となりつつも(笑)とりあえず、グリンデルワルトに行きました。
まず、ベルンからインターラーケンまでを車で行きました。(高速道路を使って片道、45分ぐらい)
そして、インターラーケンの駅に車を停めて、そこから電車でグリンデルワルトに行きました。
そう、インターラーケンからは「Unlimited Jungfrau Summer Pass」のおかげで乗り放題!!
普通のPassだったら25日も空くと使えませんが、「Unlimited Jungfrau Summer Pass」は期間 内だったら、どれだけ日が空いても使えます!
なので、長期 滞在する方には本当におすすめ。
ちなみにこの日は、グリンデルワルトの街に行った後、Grindelwald Terminalまで電車で行って、そこからEiger ExpressというロープウェイでEigergletscher駅まで行って、Eigergletscher駅からクライネ・シャイデック(Kleine Scheidegg)まで歩いて、クライネ・シャイデックからラウターブルンネン(Lauterbrunnen)で乗り換えて、インターラーケンの駅に帰りました。
(ちなみにこの、Eigergletscher駅からクライネ・シャイデックまでのトレックコース(Jungfrau Eiger Walk)は下りをおすすめします。別の日に上りを歩いたのですが、きつかったです(笑)それをみんな知っているのか、上りを歩いている人が私たち以外いませんでした(笑))
まさか、またユングフラウ地方に行くとは思いませんでした。
しかし、「Unlimited Jungfrau Summer Pass」だったからこそ、ここまで名一杯ユングフラウ地方を楽しむことができました。(しかも、ライブカメラ通りこの日はユングフラウ地方、めちゃめちゃ快晴でした(笑))
そして、最後に私たちがどれだけ「Unlimited Jungfrau Summer Pass」を使ったか、ユングフラウ地方を楽しんだかをご紹介します!
回数がこちら↓(片道で1回としています)
- Interlaken Ost – Grindelwald または Lauterbrunnen(電車)11回
- Lauterbrunnen – Kleine Scheidegg – Grindelwald(電車)8回
- Grindelwald Terminal – Eigergletscher(ロープウェイ)11回
- Eigergletscher – JungfraujochのTop of Europe(電車)7回
- Kleine Scheidegg – JungfraujochのTop of Europe(電車)5回
- Lauterbrunnen – Grütschalp(ロープウェイ)9回
- Grütschalp – Winteregg – Mürren(電車)10回
- Mürren – Allmendhubel(ケーブルカー)1回
- Stechelberg – Schilthorn(ロープウェイ)4回
- Grindelwald – First(ロープウェイ)1回
- Grindelwald Terminal – Männlichen(ロープウェイ)4回
- Wengen – Männlichen(ロープウェイ)2回
- Wilderswil – Schynige Platte(電車)
- Interlaken – Harder Kulm(ケーブルカー)
- Ortbus Local Bus Grindelwald(バス)
- Postauto Lauterbrunnen – Stechelberg(バス)
見ていただいたら分かると思いますが、乗っていない物もあります。
同じのばっか乗ってました(笑)
Top of Europeに至っては6回も行きましたからね(笑)
めちゃくちゃ行きました(笑)
そして、これだけの回数を乗ると、通常ならいくらかかるのか計算してみました!
その衝撃の金額がこちら!↓
2262CHF!!!
すっごい金額になりました(笑)
これ、4人分じゃないですからね。
1人で2262CHFですからね!!
「Unlimited Jungfrau Summer Pass」が大人 1人、549CHFなので元を取ったというかなんか、スゴイことに(笑)
結論、「Unlimited Jungfrau Summer Pass」はとってもお得で、とっても便利で、とってもおすすめのPassです!!!!
あ、ちなみに、この「Unlimited Jungfrau Summer Pass」の冬バージョンの「Unlimited Jungfrau Winter Pass」や、スキー客用のPassもあります。
なので、今回 紹介した「Unlimited Jungfrau Summer Pass」は夏に長期間 行って、乗り物を制限なく乗りたくて、同じ所にも何回も行きたくて、観光しまくりたい人におすすめのPassです(笑)
以上!!「Unlimited Jungfrau Summer Pass」についての紹介や説明でした!!!
最後にもう1回 書きますが、私たちが行ったのは2024年なので、この記事の内容は2024年の情報です。なので、参考までに!
私がユングフラウ地方で撮影した写真です↓
この記事を読んでいただき、ありがとうございました!
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