今回はトルコの朝食について話したいと思います。
トルコの朝食は独特です。
なので今回は、私の思うトルコの朝食の特徴を紹介したいと思います。
まずは飲み物。
もちろん、普通にコーヒーやティーバッグのお茶などはあるのですが、なんといってもチャイがあるのです!
これは本当に嬉しい!!!
私はお茶派なのですが、普通の朝食会場(主にビッフェ)でお茶が飲みたかったらカップにティーバッグを入れて、お湯を注いで、お茶を作らなければいけません。
しかも、カップ一杯にティーバッグ1つは濃ゆくなりすぎるのでいつも、ティーバッグ1つでカップ4杯分ぐらいに作っていました。
そうすると、自分の席と飲み物コーナーを最低でも2往復しなければいけないので、面倒です。
しかし!トルコではそんな面倒が一切なかったのです!
なぜなら、チャイとお湯が機械から直で出てくるから!!
普通の朝食会場でもあるような、お湯が出てくる機械があり、トルコではその機械に蛇口が2つ付いていて、一方がお湯、一方からチャイが出てくるのです。
その出てくるチャイがそのままで飲むとすごく濃いので、お湯と混ぜて自分の好きな薄さにできるのです!
ティーバッグから作らなくていいし、往復しなくていいし、自分の好きな薄さにできるし、美味しいし、もう最高です!
全世界の朝食会場、チャイにしてを欲しいぐらいです(笑)
ちなみに、お湯が出てくる機械の上にチャイが入ったやかんが乗っているというバージョンもあります。(その場合でもチャイとお湯を自分好みに混ぜて飲むというシステムは変わりません。)
続いては、野菜です。
普通の朝食だったら生野菜はサラダとして食べるのでレタスやトマトなどがあると思いますが、トルコは葉野菜が多いです!
しかもそれが、私たちからしたら火を通して食べそうな葉野菜ばかり!(あと、ハーブもありました。)
しかも、どれもみずみずしく、シャッキシャキです。
地元の人はバリバリっと食べていたので私たちもマネして食べてみましたが、「う~ん、美味しい…が…、そんなには食べれない…」と思いました。
やはり、慣れていないとそんなにいっぱいは食べれません。
しかし、トルコの人は当たり前のようにいっぱい食べていたので さすがだな と思いました。
しかも、ドレッシングなどはかけず、塩とレモンで食べていました!(全員が全員その食べ方かどうかは分かりませんが)
新鮮な野菜がいっぱい手に入るトルコならではと思いました。
しかしまだ私には、野菜やハーブを塩とレモンだけで食べる勇気はない… (笑)
最後はおかずです!
普通にたまご料理(オムレツか目玉焼き)とかもあったりするのですが、それ以外に独特なおかずがあります。
大きなホテルとかだったら朝食は普通にビッフェですが、小さなホテルなどになると日本の旅館のように朝食会場で一人前が用意されてる または、部屋に朝食を運んできてくれます。
そして、大体のラインアップがたまご料理、パン、チーズ、ドライフルーツ、野菜、ソース系です。
宿によってラインアップは変わりますが、私たちが泊まった宿では大体このようなラインアップでした。
では、写真と共に細かく紹介していきたいと思います。
まずは、こちらが小鉢たちです↓(この宿が小鉢で出てきたというだけであって、全ての宿がこんな感じで出てくるとは限りません)
小鉢に色々なおかずが入っています。
まず、一番左側の小鉢2つが↓
イチゴとブルーベリーのジャムです。
続いて、こちらの2つの小鉢がオリーブの実です↓
薄緑色のと、黒色の2種類です。
続いて、こちらが↓
バターです。
続いて、バターの横が↓
トマトのピリ辛ペーストみたいなものです。
ちゃんと名前があるのかもしれませんがすいません、分からないです。
続いてが↓
サワークリームみたいなものです。(また、名前が…)
そして、こちらが↓
ゴマだれです。
ちなみに、右側にあるのはキュウリとトマトの輪切りです。
あと、写真には写っていませんがハチミツもあります。
続いてこちらがチーズたち↓
ラインアップは↓
赤い矢印のが干しあんず、青い矢印のがクルミ、緑で囲っているのがレーズン、紫の矢印のが何だったか忘れました…
その他が色々な種類のチーズです。
と、他の国ではあまり見ないような朝食のラインアップなのでトルコ独特だな~と思いました。(私たちが行ったことない国には似たような朝食があるかもしれませんが)
以上、私が思ったトルコの朝食の特徴紹介でした。
が!!
朝食関連で1つエピソードがあるのでそちらも書きたいと思います。
先ほどの小鉢たちとチーズたちの写真、あれはカッパドキア(Kapadokya)のオルタヒサル(Ortahisar)で泊まった宿の朝食の写真です。
その宿はキッチン付きの宿だったのですが朝食が付いていました。
そして、なんと! 毎朝、朝食を部屋まで運んできてくれるのです!
宿の敷地内で用意をしてくれて、何時に持ってきてくださいと言うとその時間に持ってきてくれるのです!
そして、ラインアップが↓
- チャイ(4人分)
- パン(エキメッキ(Ekmek))
- 小鉢たち
- チーズたち
- 日替わりおかず
です。
上から説明しますと、チャイは4人分なのでポットでくれます。(美味しいです!)
次は、エキメッキ(Ekmek)。
エキメッキとはトルコ語で「パン」という意味です。
そして、おそらくトルコで一番ポピュラーなエキメッキがこのエキメッキだと思います↓
フランスパンが少し短くなって太くなった感じの形です。
しかし、フランスパンよりも外が柔らかく、素朴なTHE パンという感じです。
そして、このエキメッキがとっても美味しいんです!
変な甘みや、バターっぽさが無く、永遠に食べれそうなパンです(笑)
このエキメッキともう1種類、花のような形のエキメッキがあるんです。
すみません、写真が無いので分かりにくいですが、本当に花の形のようになっており、ちぎりやすいパンです。(私たちは勝手に「花形エキメッキ」と呼んでいたのですが、正式名称は分かりません…)
先ほどのエキメッキよりも外側がパリパリで、少しかるい感じです。
この2種類のエキメッキが日替わりで出ます。
しかも、食べやすいように切ってくれています↓(花形の方はちぎってくれてる)
どちらのエキメッキもとっても美味しくて、特に私が好きだった食べ方はハチミツにつける です(笑)
トルコ、ハチミツ美味しいんですよ(笑)(トルコって甘いものも多いですし、その甘いものがまた美味しいので、元々甘党なのにトルコに行って甘党に拍車がかかりました(笑))
そして、次の小鉢たちとチーズたちは先ほど説明したのでパスして、最後、日替わりおかずです。
今まで紹介したものは毎日あるのですが、おかずだけ毎日一品 日替わりで持ってきてくれるのです。
この宿には4泊したのですが、ラインアップがこちら↓
1泊目は薄焼きオムレツ、2泊目はシガラボレイ(Sigara Böreği)というチーズ春巻きのようなもの、3泊目は揚げドーナッツのようなもの。(ちなみに、最終日は薄焼きオムレツでした)
(ちなみに、私が1番好きだったのは揚げドーナッツのようなものです。こちらもハチミツにつけて食べてました(笑) そういえば、クルミもハチミツにつけて食べてました(笑))
そして、なんと、これ全部、毎朝できたてを運んできてくれるのです!!
実は、朝食を運んできてくれる女性の方がいて、その方がおかずを作ってくれて、毎朝運んできてくれるのです!
そしてその方がとっても素敵な方!
いつもニコニコで丁寧でおもてなしが素晴らしかったです。
そして、私たちはチーズ以外は完食していつもお皿を返していました。(食べ終わったら、お皿を回収に来てくれます)
しかし、朝に食べていたのはいつもチャイ、エキメッキ、ジャム2種類、バター、ハチミツ、クルミ、ゴマだれ、日替わりおかず、トマトとキュウリだけでした。
そう、あとのオリーブの実2種類、レーズン、トマトのピリ辛ペースト、サワークリーム、干しあんずは朝に食べていなかったのです!
干しあんずはおやつとして食べていましたが、そのほかは夜ごはんのカレーに入れてました!!
そう、4日間、夜ごはんカレーだったのです!!(笑)
前回のトルコの記事でオルタヒサルに行く前にスーパーに寄ったと書きましたが、その時寄ったスーパーでその日の夜ごはんをどうするかと悩んでいました。
そして、「今夜はカレーにしよう!」とカレーに決定しました。
しかし、最初は1日だけの予定だったのですが次の日の朝が、あのごはんだったので「トルコの人はエキメッキとかにトマトのピリ辛ペーストとかサワークリームとかつけるんだろうけど、私たちにはちょっと… あと、オリーブの実も朝からこんなに食べれないし… 残すのはもったいないし、どうしよう…」と思っていました。
そして、「あっ!今日もカレーにしてこれ全部、入れたらいいんじゃない!」という結論に至ったのです。
こうして、4日間カレーとなりました(笑)
しかし、4日目の朝食だけ、カレーに入れていたおかずを残してしまったのです…
次の宿がキッチン付きだったら持って行って、5日目カレーでも良かったのですが、次の宿はキッチン付きではなかったので持って行くことを断念しました。
その女性の方もいつも完食していたのに4日目だけ残したので「なんで食べてないの?」という感じでした。
申し訳ない事をしました…
しかし! 3日間は美味しくカレーでいただきました!
美味しかったです。本当に。
以上、トルコの朝食のお話でした。
トルコの朝食は美味しくて、ビックリすることもいっぱいあるので食べる機会があれば、ぜひ。
↑私がカッパドキア、オルタヒサルで撮影した写真です。
この記事を読んでいただき、ありがとうございました!
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