トルコの記事、記念すべき第一号です!(トルコのおすすめラジオ局は書いていましたが(笑))
第一号の記事は、トルコのエピソードの中でもトップクラス…
このエピソードは私が、旅で経験したことをブログで書きたいなと思ったきっかけの一つです。
それぐらい、すごいです。
では、どうぞ!↓↓↓↓
今回はトルコ、コンヤでのお話です。
コンヤ(Konya)では2泊しました。
しかし、コンヤの宿は少し変わった宿でした。
私たちは自炊大好きなのでキッチン付きの宿によく泊まります。
コンヤでもキッチン付きのホテルに泊まりました。
こちらがキッチンの写真↓
広くてきれいで、IHコンロ、オーブン、電子レンジ、食洗機付きという完璧なキッチン!
うれしい!
しかし!!ここで衝撃事実発覚!!
棚を開けても、開けても、何も出てきません…
そう、鍋やフライパン、食器や包丁が一切ないのです!!
あるのは、外に出ていたコップだけ…
私たちは、一応、大きな鍋とまな板とお箸は家から持参してきていますが、鍋一つでは作れるものは限られるし、第一、食器がなければ食べられない…
こんなに完璧なキッチンがあるのにもったいない!!
と、思いながら、とりあえずフロントに行きました。
キッチン用品を借りたいと伝えると「では、部屋に届けます。」とのことだったので一旦、部屋に帰り、キッチン用品の到着を待ちました。
しばらくして、スタッフの方が人数分の食器と小さいフライパンとお玉と包丁を持ってきてくれました。
フライパンがきたのはうれしい!
うれしいのですが…フライパンが小さい…
なので、夜ご飯は何か持ち帰りと一品作ろうということになりました。
宿の近くにお魚屋さんがあったので、そのお店に行きました。
そのお店は、鮮魚店というよりかは、生のお魚をそこで調理してくれるというお店でした。
こちらがそのお店↓
店内に入ると、鮮魚が並んでいました↓
いろいろな魚があったのですが、一番私たちが惹かれたのがこれでした↓
これは、イワシ(内臓と頭、処理済み)に(おそらく)トウモロコシの粉を付けて、フライパンに並べて、オリーブオイで焼くといったもの。(オリーブオイルをふんだんに使うので 揚げる に近いです。)
トルコの料理らしく、とても美味しそうだったので、1Kgを一つ買いました。(1Kgと1.5Kgの2種類あったと思います。)
注文してから焼いてくれるので、焼いてくれている間、調理過程を拝見していました。
まず、生のイワシ↓(きれいです。)
の内臓と頭を一匹、一匹取っていきます↓
そして、そのイワシにトウモロコシの粉を付けてフライパンに並べます↓
フライパン一面に並べたら、たっぷりのオリーブオイルで焼いていきます↓
両面をしっかりと焼いたら…
完成です!↓(美味しそう!)
と、ここまで調理過程を紹介しましたが、皆さんに分かってほしいのは手間暇がかかっているということ。
イワシを一匹ずつキレイにし、トウモロコシの粉をまんべんなく付け、しっかりと焼いていく、(どでかいガスコンロなので熱い)料理自体はシンプルですが、意外と大変です。
本当は、このお店で食べることも可能なのですが、他のおかずを作る予定なので私たちは持ち帰りました。(とても、丁寧に包装してくれた!)
1Kgでたったの25トルコ・リラ!!
従業員の皆さんとっても良い方々でした。
そして、この日の夜ご飯は!
イワシ焼きとスーパーで買ったチキンの丸ごと焼きと野菜炒めとお米です。
イワシ焼きの感想は…
めちゃくちゃ美味しい!!!!
本当に美味しかったです。(チキンと野菜炒めとお米も美味しかったです!)
次の日はコンヤの観光をしました。
観光の途中でもすごい事が起きたのですが、それは後日、単独の記事で書きます。
そして、観光の帰りにスーパーとまたあの魚屋に行きました。
本当にイワシ焼きが美味しかったので「また、食べたい!」ということで行きました。
従業員の方々も前の日とほぼ同じで、私たちの事を覚えててくれていました。
その日は寒かったので「寒いから、ここで焼きあがるの待っていて」と、従業員が使っていたストーブの前にイスを並べてくれてくれました!
この日は1Kgを2つ頼みました。
そして、本日も丁寧に焼いてくれて、出来上がりました!
イワシ焼きを受けとって父が支払いをしようとすると…
魚屋さん「いらない、いらない」(満面の笑み)
私たち「え…」
私たち「…」
私たち「え、いや、支払い…50リラ…」
魚屋さん「いい、いい」(満面の笑み)
なんと!!代金をいらないというのです!!
衝撃の返しに戸惑う私たち!!
「え!?本当に!!」と思い、他の従業員の方を見ると、皆さん満面の笑み!!!!
半額や、端数を切り捨てるぐらいならまだしも、全額をいらないというのです!!
こっちが、「いや、支払いますよ」オーラを出しても、断固として「いいから、いいから」オーラ!!
あんなに手間暇がかかっているのに…一銭もいらないなんて…
それなのに、皆さん、ニッコニコの笑顔…
魚屋さんの皆さんに感謝を伝えて、ありがたくイワシ焼きを貰い、その魚屋さんを後にしました。
もう、その日の夜ご飯は、いつも感謝していますが、いつも以上に噛みしめて食べました。
とっても、とっても、美味しかったです。
この出来事が凄すぎて、この日以降「あの魚屋さんの皆さんとイワシは神様だね。」と私たちはイワシを”イワシ様”と呼んでいます(笑)
文書では表しにくいですが、皆さんにトルコの人々のおもてなしの心が伝わると良いです。
↑私が撮影したメヴラーナ博物館です。
この記事を読んでいただき、ありがとうございました!
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